【TOK】iシェアーズMSCIコクサイETFで米国から先進国へと視野を拡げてみる
こんにちは、いなかのです。
今回は、先進国株式に投資ができるETF【TOK】を使って先進国市場のパフォーマンスを見ていきます。
最初にはっきりいいますと、TOKを直接買い付けしなくても、低コストの投資信託があるためもし購入してみたいとなりましたら、投資信託の方が良いかと思います。
ちなみに私が保有している「たわらノーロード先進国株式」がベンチマークをMSCIコクサイインデックスにしています。
それでは、見ていきましょう。
【TOK】iシェアーズMSCIコクサイETFとは?
運用会社:ブラックロック
名称:iシェアーズ MSCI コクサイ ETF
ベンチマーク:MSCI コクサイ・インデックス
直近配当額:0.589429ドル
直近配当利回り:1.51%
組入銘柄数:1285
分配月:年2回(6月、12月)
経費率:0.25%
純資産:170憶円
設定日:2007年12月10日
TOKはブラックロック社が運用するETFになります。
2007年12月から運用が始まり、長期的な運用実績のあるETFになります。
分配金が4半期毎ではなく6月と12月の年2回であることに注意してください。
経費率は0.25%とインデックス連動のETFとしては高目になっています。
円貨の「上場インデックスファンド海外先進国株式(1680)」はこのTOKと同じです。
ですので、ドル転をする必要のない(1680)を購入する方が手間が省きますね。
MSCI KOKUSAI(コクサイ)インデックスとは?
MSCIコクサイ・インデックスは、MSCI グローバル株式インデックス シリーズの一つです。
米MSCI社が提供する外国株式インデックスであり、先進国の株価動向を示す代表的なインデックスになります。
ただし、先進国の株価動向を示していますが日本は含まれていません。
日本を除く先進国22ヵ国に上場する大~中型株を構成銘柄の対象としており、時価総額でみて市場の約85%をカバーしています。
市場で流通している株式から時価総額加重平均で算出されており、組入銘柄の見直しは2月、5月、8月、11月末の四半期に一度実施されます。
よくMSCI KOKUSAI(コクサイ )イ ンデックスは先進国の物差しとして使われます。
iシェアーズMSCIコクサイETFの国別比率
こちらがiシェアーズMSCIコクサイETFの国別投資比率になります。
先進国を投資先にしていますが、そのうち7割は米国市場になっています。
ちょっと話を逸らします。
バンガード社の【VEA】は米国を除く先進国株式(日本含む)に投資をするETFがありますが、こちらはリーマンショック後、株価がリーマンショック以前まで回復したタイミングがほとんどないです。
それだけ米国市場の上昇率は目を見張るものがありました。
過去に記事にしているのでお時間がある方はどうぞ。
iシェアーズMSCIコクサイETFの上位構成銘柄
先進国株式の時価総額上位銘柄から選ばれるため、今のところGAFAMが上位です。
また、上位10社はスイス企業のネスレ以外は米国に本社を置く企業で馴染みの深い企業が選ばれていますね、
iシェアーズMSCIコクサイETFセクター比率
こちらがTOKの今のセクター比率になります。
まんまではないですが、TOKは7割米国市場に比率が寄っているので米国株式市場とセクターの偏りが似ています。
iシェアーズMSCIコクサイETFのチャート比較
日本を除く先進国株式に投資をする【TOK】を
米国市場株式全体に投資をする【VTI】
全世界株式に投資をする【VT】で比較していきます。
直近1年間のチャート
直近1年間のチャートになります。
VTI+11.58%
TOK+7.51%
VT+7.22%
米国市場一極集中であるVTIの上昇率が高いのはいうまでもないですが、TOKとVTIの上昇率にほとんど差異はないですね。
直近5年間のチャート
VTI+75.81%
TOK+52.99%
VT+51.40%
直近5年間で見てもTOKとVTの上昇率に差があまりありませんでした。
直近10年間はいかに米国市場への投資比率が濃いかでパフォーマンスに差が出る相場だったみたいです。
MSCI KOKUSAI(コクサイ)インデックスに連動する投資成果を目指す投資信託
米国籍ETFであるTOKの総経費率0.25%です。
円貨で買付ができるETFの「東証の上場インデックスファンド海外先進国株式(1680)」の経費率0.24%ですが税込み0.264%が実質の経費率になります。
ですが、このMSCIコクサイインデックスに連動するファンドとしてETFよりも、投資信託の方が低コストで運用ができます。
1.eMAXIS Slim 先進国株式インデックス→年率0.10230%
2.ニッセイ外国株式インデックスファンド→年率0.10230%
3.たわらノーロード先進国株式→年率0.10989%
他にもあるでしょうが、これらが代表的なのでこの三つを挙げました。
どれも取り扱い金融機関次第ですが、基本ネット証券で購入すれば、購入時手数料と信託財産留保額は掛かりません。
つまり約0.1%の保有コストで先進国株式に投資ができ、ETFではないので好きな金額から投資を始めることができます。
一か国ではなく複数の国へ分散投資をし世界の中心地米国市場のリターンをしっかり得られるため、資産形成として最初に選びやすい商品になっています。
たわらノーロード先進国株式は1年ほどの前にコストの見直しがされ今のコストになっています。もしかするとさらに見直され低コストになるかもしれません。
最後に
1.日本を除く約22か国の先進国株式に投資ができる
2.全世界株式VTよりもパフォーマンスは良い
3.投資信託なら低コストで運用可能
先ほども述べた通り、比較的ポートフォリオのコア部分にしやすい商品かと思います。
米国の成長リターンを享受したいけど、米国に一極集中しすぎると心配になる方にはピッタリな投資先かと思います。
ただ、全世界株式へ投資するVTとそれほどパフォーマンスに差がでていないので、より分散したい方はVTや楽天VTのような投資信託でいいかもしれません。
ちなみに、私はたわらノーロード先進国株式とたわらノーロード新興国株式で全世界に投資していることにしてます(笑)
私の初投資がこの二つの投資信託なので思い出深く、そのままポートフォリオのコア部分として毎月積み立てております。
MSCIシリーズはベンチマークとしてよく使われる指数なので今後の市場動向を確認する上でも要注目ですね。
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