【SPYD】2021年3月の分配金決定。前回から4.86%の増配

こんにちは、いなかのです。


今回は、SPYDの2021年3月の分配金が決定しましたのでその中身を見ていきましょう。
これが今年度のSPYDのスタートになります。




SPYDの分配金実績

2020年12月から4.86%の増配

出所:ブルームバーグ

2021年3月のSPYD分配金は「1株当たり0.636159ドル」に決定しました。


2020年12月は「1株当たり0.606617ドル」だったので、前回から4.86…%の増配となりました。


(0.636159-0.606617)÷0.606617×100%=4.86…%




対前年同月比60.57%の増配

出所:SBI証券

コロナ禍でのSPYDの分配金実績は非常に悪いもので大きく減配していました。株価の大暴落と減配が相次ぎ一時は売りが殺到しました。




2020年3月は「1株当たり0.396187ドル」と低いのですが、2019年は「0.339422ドル」と対前年同月比ですと2020年3月のSPYDは増配していたんですよね。



そして、今回2021年3月は対前年同月比60.57%と驚異的な数値となりました。
年初期からエネルギーセクターへの資金流入、REIT株の回復等も相次いだことが企業業績の回復につながったのかもしれません。


米国大統領がバイデン氏になり、より積極的に新エネルギー関連事業に注力されるようになったのも大きいかと思います。




SPYDは毎年増配しているETFではないことに注意

青文字は対前年比で減配を、赤文字は対前年比で増配を表しています。


高配当を売りにしているSPYDですが、そのポートフォリオ構成方針故か毎期増配しているわけではないことに注意したい。



運用が開始されて日が浅いことが理由か2017年が減配になっています。2017年は特に大きな出来事が起きたわけではないのですが設定日が2015年と日が浅いことが要因になっているかと思います。



2018年から増配を兆しを見せているのを見ると、2021年をきっかけに連続増配も夢ではないETFになるかもしれません。





まとめ

・2020年12月から4.86%の増配

・対前年同月比60.57%と驚異の伸び

・SPYDは連続増配しているETFではないことに注意

SPYDは均等加重平均という形を取っているために小型株式の保有比率が高くなっているので、
小型株の株価動向の影響をモロに受けやすい弱点があります。


コロナショック時も高配当ETFの中で断トツで下落率が高かったのは言うまでもありません。
できればSPYD一転投資というのは避けたいところです。


私は現在100株SPYDに投資をしているので、入金されるのが楽しみです。



VYMの分配金も決定したみたいですので、HDVの分配金決定後にまとめて確認していきたいと思います。




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