SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式))について
こんにちは、いなかのです。
今回は、SBIアセットマネジメント㈱の【SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式)】について見ていきたいと思います。
・運用テーマについて
・組入銘柄について
・トータルリターンについて
運用テーマ
雪だるま(全世界株式)の概要
委託会社:SBIアセットマネジメント㈱
商品名:SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式))
ベンチマーク:FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)
信託報酬:0.1102%程度
購入時手数料:なし
信託財産留保額:なし
解約手数料:なし
純資産:24,649百万円
基準価額:14,583円(21/06/04 現在)
設定日:2017/12/06
SBIアセットマネジメント㈱が運用する全世界株式に投資をすることができる投資信託になります。
ノーロード対象商品のため購入時手数料もかからないようになっています。
ベンチマークである「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)」に連動する投資成果を目指し運用されています。
FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)について
FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)は、日本を含むアメリカなどの先進国、成長著しい新興国のインドや南アフリカなど、全世界株式市場(47か国)の大型株から小型株まで含んでおります。
銘柄数は約8,000銘柄で構成され、全世界の株式市場時価総額の98%をカバーしています。
この指数の連動を目指すという事は全世界株式市場の動向を追うということになります。
雪だるま(全世界株式)の投資運用について
SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式))は先ほどの指数をベンチマークとして連動する投資成果を目指すために、↓以下のETFに投資をしています。
①シュワブ U.S. ブロード マーケット ETF=55%
②SPDR ポートフォリオ・ディベロップド・ワールド(除く米国) ETF=35%
③SPDR ポートフォリオ・エマージングマーケッツ ETF=10%
多少は投資割合が変わりますが、これらのETFに投資をしてベンチマークとの連動を目指しています。
後、1%前後ほどは現金で保有し、市場動向に合わせて投資や換金ができるようにしているのも特徴です。
それでは①~③のETFを見ていきます。
①シュワブ U.S. ブロード マーケット ETF
シュワブU.S.ブロードマーケットETF(通称:SCHB)は、時価総額加重ベースで浮動株調整後の大型・小型株2500銘柄のパフォーマンスを示し、ファンドは四半期ベースでリバランスしています。
ベンチマークの「ダウジョーンズ U.S.ブロード・ストック・マーケット・インデックス」が全米株式市場全体の動きを示しています。
経費率は0.03%と低コストで2009年3月11日に運用が開始されたETFになります。
銘柄構成比率を見ても時価総額で構成されていることが分かりますね。
②SPDR ポートフォリオ・ディベロップド・ワールド(除く米国) ETF
SPDRポートフォリオ・ディベロップド・ワールド(除く米国)ETF(通称:SPDW)のベンチマーク「S&Pディベロップド(除く米国)・ブロード・マーケット・インデックス」は、米国を除く先進国株式市場全体の動きを表す株価指数で
す。
2007年4月20日から運用が始まり経費率は0.04%となっています。
組入銘柄数は約5200銘柄で構成されています。
このETFに投資をすることで米国以外の先進国に包括的に投資を行う事ができます。
これが「雪だるま(全世界株式)」では3割ほどの比率で保有されているわけですね。
③SPDR ポートフォリオ・エマージングマーケッツ ETF
SPDR ポートフォリオ・エマージングマーケッツ ETF(通称:SPEM)は、「S&Pエマージング・ブロード・マーケット・インデックス」をベンチマークとし、新興国株式市場の動向を示す指数への連動を目指します。
新興国市場に本拠を置き、投資可能な公開企業を包括する時価総額加重平均型の指数になっています。
2007年3月20日から運用が始まり、新興国株式市場に投資をしていることもあり経費率は0.11%程度と「SCHB」「SPDW」と比べると高めですね。
構成銘柄数は約2594数であり、このETFを通して新興国株式市場へ包括的に投資ができます。
雪だるま(全世界株式)トータルリターン
SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式))は、
米国株式市場の「SCHB」
米国以外の先進国株式市場の「SPDW」
新興国株式市場の「SPEM」
の三つを用いて全世界株式へ投資をしていることが分かりました。
それに三つのETFのコスト自体も低いため、雪だるま(全世界株式)の信託報酬が低い理由も分かりましたね。
なので次は直近のトータルリターンを見てみたいと思います。
上の画像が「雪だるま(全世界株式)」の直近トータルリターン
下の画像が「eMAXIS Silm全世界株式(オールカントリー)」という別指数ですが、同じ全世界株式をテーマとした投資信託のトータルリターンとなります。
運用開始日が異なる投資信託なので設定来は一旦置いておきます。
直近の運用実績をみると僅かですが「雪だるま(全世界株式)」の方が良さそうですね。
信託報酬率も「雪だるま(全世界株式)」の方が0.004%ほど低いですが微々たる差ですね。
まとめ
・三つのETFを用いて全世界の株式へ投資
・米国市場の「SCHB」、先進国の「SPDW」、新興国の「SPEM」
・直近トータルリターンも良好
全世界株式投資信託に投資をする理由としては、余計なコストを掛けずに米国株式市場、先進国株式市場、新興国株式市場とトレンドが変化していく中でそれぞれの成長性を取りこぼさない、不調をカバーする意味合いがあります。
「雪だるま(全世界株式)」はつみたてNISA対応ですし、全世界株式投資信託はポートフォリオのコアになる投資信託です。
6月末にはSBI・Vシリーズも追加されどんどんSBIシリーズが充実していきます。
少しでも私たちにメリットのある銘柄に投資をしたいですね。
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