【VYM】低コストかつ銘柄分散の取れた高配当ETF

2020年10月20日

休日の過ごし方といえば朝カフェ・昼ジム・夜銭湯だったのですが、今ではアマゾンプライム契約、ブログ記事作成、自宅筋トレと自粛生活が段々と板についてきたいなかのです。

さて、米国高配当ETFであるSPYDHDVについては単独記事を作成していましたが、比較対象として挙げられる【VYM】についてはまだだったので今日書かせて頂けたらと思います。


来月ぐらいから投資先の1つをBPからVYMにしようと思ってるので丁度良いかなと。

(個別株なんてほぼ保有したことないのですが、コロナショックによる暴落を体験した時に個別株だけ変に気にしてしまったので自分には個別株保有によるリスク自分のリスク許容度にはあまり合ってないんだなと感じたのが主な理由です。)

VYMとはどんなETF?

VYMは、世界第2位の資産運用会社であるバンガード社が提供している予想配当利回りが市場平均を上回る銘柄を組み入れたETFです。正式名称は、「バンガード・米国高配当株式ETF」です。

主な特徴はこのようになっています。

インデックスとして利用されている「FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス」は米国株式市場における高配当利回りの銘柄を対象にし、REIT(不動産)は除外されています。

構成銘柄は一定以上の流動性を持つ米国の大型から小型銘柄の中で、REITと今後1年先まで配当が無配の銘柄を除外した上で、残りの銘柄から配当利回りの高い順に選定されています。

VYMは、高配当ETFとしてSPYDとHDVと並んで人気の高い商品です。




VYMが人気の理由

理由その1.経費率が低い

投資信託やETFを運用するために必要な費用のことを経費率(信託報酬)と言います。これは、その商品を保有している間発生しますので、長期で保有すればするほど経費率の差が出てきます。

その経費率ですが、VYMの場合経費率は0.06%であり、同じ高配当ETFであるSPYDとHDVと比べ一番低いです。

SPYD 0.07%

HDV 0.08%

になります。米国ETF全体として見ても非常に低い経費率となっているのが魅力1つです。

バンガード社は定期的に経費率の見直しが行われており、資産の規模が大きくなればなるほど値下げが行われることがあるそうです。




理由その2.配当利回りが高い

VYMの配当利回りは、2.5~3.5%程度の範囲で推移しています。

株価に依存してくるため、米国株が上昇すると配当利回りが下がります。

低コストかつ高配当ではあるのですが、残念ながら配当利回りという点だけでみるとSPYDとHDVに引けを取ってしまいます。

ただそれも構成銘柄の多さを加味すれば帳消しになるかと思います。




理由その3.構成銘柄が多い

VYMは、高配当ETFにも関わらず構成銘柄数400程度と多く、セクターの分散が効いています。

構成されている企業のいくつかが業績悪化したり、減配・無配になり株価が悪化しても構成銘柄が400程度のためVYM全体への影響が少なくなります。

比較対象のSPYDの構成銘柄数は80、HDVは75であり両方ともエネルギーセクター、公益セクターに比重がよっています。SPYDのみ不動産が上位を占めています。

そのため、VYMの分散力の高さが人気を後押ししています。




VYMのセクター比率

出所:バンガード社 2019/12/31

高配当銘柄が多い金融消費財が上位となっていますね。

金融やテクノロジーなどは、景気敏感セクターといわれ景気後退期は業績が下がる傾向にあります。

一方、ヘルスケアや消費財は不景気でも業績への影響が少ないです。

そのため、上位の4項目でバランスのいいセクター配分になっています。




VYM構成銘柄

出所:バンガード社

これがVYMの構成銘柄上位10社です。AT&TやExxon Mobilなどの高配当として人気の高い銘柄が含まれています。他の高配当ETFでも含まれている銘柄ですね。

VYMは構成銘柄を年一回見直しします。その際、配当金が低くなったり業績が極端に悪化した企業は構成銘柄から除外されます。




VYMの配当金と株価推移

続いて株価と配当利回り推移を見ていきたいと思います。






株価推移

2009年と2010年はリーマンショックの影響があり、米国企業全体の業績が悪化し株価が下落していました。そういった背景があり、2010年以降は順調に右肩上がりに成長しています。






配当利回り推移

配当利回りはこのような結果です。2.5~3.5%を推移しているのがわかりますね。






VYMの特徴まとめ

VYMは低コストかつ高配当であり銘柄400程度で構成されているため非常に分散力が効いているETFです。 設定日の浅いSPYDやHDVに比べリーマン・ショックを乗り越えた実績があるので長期保有としても安心が出来ます。


高配当ETFに投資したいがSPYDやHDVの保有銘柄80前後だと分散力に不安が・・・という方には持って来いの投資先だと思います。


投資比率をSPYD:30%  VYM:70%にしてみたり50:50にしてみたり、はたまたVYM・SPYD・HDV全てに均等に投資してみてもいいと思います。


私も来月からVYMにも投資をしていこうと思っています。少しずつ少しずつ積立てて目標の投資資産1千万達成目指したいとと思います!






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