サラリーマンが中国株式市場への適切な投資距離感を保つために

こんにちは、いなかのです。


ネット大手に対し中国当局の締め付けが当面続くことからネット大手を筆頭に市場全体にリスク回避の売りが広まって中国株の株価が軒並み大幅下落を記録していますね。


中国株式は新興国市場とされ、比較的分散の取れた投資信託でさえカントリーリスクでの注意喚起がより強目に強調されています。


一党独裁体制である中国株には常に政治リスクが伴うため、個別株集中投資は相当手慣れた投資家でなければリスクの大きい投資になるかと思います



そこでやはり、複数の株式で構成される投資信託での保有が望ましいかと思ってます
新興国市場の成長力は目を見張るものがありますので、「保有しない」というのももったいない。
投資信託を利用してポートフォリオ何割かを新興国株式で構成したいところです。




インデックス投資信託

当ブログで取り上げたことのある、新興国株式の投資信託でも紹介してみます。


たわらノーロード新興国株式

アセットマネジメントOneのMSCIエマージング・マーケット・インデックス(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)への連動を目指す投資信託です



先進国に比べ投資が困難である新興国株式を保有しているので0.374%以内の信託報酬になっています。



新興国代表のBRICSに投資ができ、中国株式の保有率は約4割となっています。
中国版GAFAMともいわれるBATHの一角である、アリババとテンセントを高比率で保有しているのも特徴です。



中国ですとアリババ、テンセントのような大企業ですらいつでも暴落するリスクを秘めており、このような分散のきいたインデックスファンドの価値が相対的に上がりますね。





iFreeNEXT FANG+インデックス

思い切って以前に注目を浴びたNYSE FANG+指数に投資も面白いかもしれません


※2021/7/30時点だと保有率が変化しています。

このファンドは上記画像のように10社で構築されています。


マイクロソフトを抜いた米国のGAFAは勿論、ネットフリックスやツイッター、テスラが入り、アリババ、バイドュも高比率で組み込まれているファンドになります。



先程のたわらノーロード新興国株式とは違い、新興国市場を広く網羅するものではなく個別株投資に近いモノになりますが、とにかく中国の時価総額の大きい企業へ米国株式を添えながら投資ができる点が魅力的です。





最後に

新興国市場への個別集中投資だと今回のような出来事が起きた場合に評価額上で大きく資産を溶かすことになりますが、

新興国株式と言えど投資信託の分散力を通せば値動きを緩やかにできるので、ポートフォリオの調整として利用しやすいかと思います。


しばらくは中国市場も不安定なままかと思いますので、これを機にポートフォリオの見直しを図る良いタイミングのようにも感じますね。




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