【GLDM】個人が今からでも金(ゴールド)に投資をするならこのETF
こんにちは、いなかのです!
ついに8月に入り気温もしっかりと夏を感じさせる暑さになってきましたね。
好物のチョコミントアイスがより美味しく感じます^^
金(ゴールド)に投資する意味
金は希少性と美しさから、世界各国で通貨として使用されていました。
日本でも江戸時代に金貨として使用されていたことがあります。
日本に住んでいる私たちには金の価値?と言われてもピンとこないのも仕方ないのかもしれません。
それぐらい日本円の信用が高いからです。
例えば、隣国の中国ではあまりにも通貨の信用が低いため国民は電子取引が主流になっています。
そのような国であれば現物の金の信用・価値は相当なものになります。
国が破綻しその国の通貨が紙切れになったとしても現物そのものに価値がある金の価値まで下がることはありません。
このような経緯より今でも金は世界共通の通貨として重宝されています。
また、金は株式相場と逆相関を示すことが多いことから、リスクヘッジの有効な手段としていつの時代も採用されてきました。
金投資メリット
①鉱物なので存在量に限りがあり無価値にならない
②世界で価値が共通
③インフレに強い
デメリット
①金の取引は米ドルで行われるため円建て価格は為替の影響を受ける
②預貯金や株式と違い、利息や配当を生まない
③勿論、元本の保証はなし
②に注意してください。株式等と違い利息や配当を生みません。
つまり長期で保有してようが配当や利息が付かないので購入時よりも金の価格が上がった時に売却するぐらいしか利益を生み出せない点に注意しましょう。
金(ゴールド)に投資が出来るGLDMとは?
運用会社:ステートストリート
正式名称:SPDR® ゴールド・ミニシェアーズ・トラスト
ベンチマーク:LBMA金価格
経費率:0.18%
純資産:2830億円
株価:19.58USD〔2020/07/31〕
設定日:2018/6/25
GLDMは同じくステートストリート社が運用する金(ゴールド)に投資するETFであるGLDの後発となります。
GLDは経費率0.4%に対し後発のGLDMは経費率0.18%とコストが抑えられています。
現在、金地金〔金塊、つまり金(ゴールド)のことです。〕の裏付け(信用)のあるETFの中で最安水準になっています。
↓金ETFといえばGLDというほどですのでGLDの基本データも。
運用会社:ステートストリート
正式名称:SPDR® ゴールド・シェアーズ
ベンチマーク:LBMA金価格
経費率:0.40%
純資産:7.4兆円
株価:185.430USD〔2020/07/31〕
設定日:2004/11/18
ベンチマークのLBMA金価格とは?
LBMA=ロンドン貴金属市場協会という意味であり、金の現物取引を行っているロンドン市場の指標です。
かつてはロンドン金値決め価格と呼ばれており、ヨーロッパで電話会議で決定されていたそうです。
ただLIBOR(ロンドン銀行間取引金利)不正事件をきっかけに方式が見直され、2015年3月20日により情報の透明性の高いLBMA金価格が新たな指標となったそうです。
このLBMAは1日2回(ロンドン時間の午前10時30分と午後3時)、金のスポット価格を決めるフィッシング(値決め)を行っており、この価格が世界的な金現物価格の指標となっています。
国内金価格の計算方法
現在、金(ゴールド)価格は2000ドルを突破して過去最高値をつけています。
日本では、「1gあたりの円建て価格」で示され、
世界標準となっている金の国際価格は、1トロイオンス(=31.1034768で貴金属計量単位のこと)あたりのドル建て価格のためこれを1gあたりの円建てに換算すると国内金価格になります。
国際金価格÷31.1035×ドル/円レート=国内金価格(円)
こちらが国内金価格を出すときの計算方法になります。
そのため、直近の過去最高値の2000ドルと現在の為替レート105円台に入ってるので
この計算方式に当てはめますと
2000ドル÷31.1035×105円=約6,752円
こちらが国内の金価格になります。
GLDM株価推移とパフォーマンス
こちらはGLDMの設定日からの株価推移と運用実績になります。
コロナ禍の中で市場の不安定さから金(ゴールド)に資金が流入していることもあり、金価格の過去最多更新を続けています。
今のところインデックスとの大きな剥離は起きていないようです。
運用会社が長期で実績のあるステートストリートのためトラッキングエラー(ベンチマークとの差)は起きにくいと考えていいと思いますが、まだ運用期間が2年しかないということは頭に入れておきたいです。
またGLDMの株価推移では分からないのですが、リーマンショック後も金価格は上がっていきました。
このようにリーマンショック後2008年辺りからは株価が上がっています。
同じベンチマーク、運用会社ということもありどちらもパフォーマンスに大きな差はないみたいですね。
最後にトータルリターンを見て
運用期間の長いGLDでS&P500連動のVOOとのトータルリターン(配当込み)の比較表です。
やはり10年近い長期投資になると金よりもリスクの高い株式のリターンが大きくなりやすいのですね。
逆に市場が不安定だと金(ゴールド)の方がリターンが大きいことも分かりました。
これ2015年から2019年コロナ禍前まででの比較ならVOOの方が圧倒的にリターン大きいでしょうね
コロナ禍でS&P500の株価推移は年初まで回復はしたところですので現状の金価格高騰の素晴らしさが際立ってます。
金投資の意味は自分のポートフォリオのリスクをマイルドにするリスクヘッジのために使うことが主流だと思いますが、
個人的には長期的に投資が出来るのであれば金ではなく株式に投資でいいと思ってます。
年齢が上がってきて安全資産にシフトしていかなければならなくなった時に、金(ゴールド)や債券等の存在が大きくなっていくと思います。
ただ、今回紹介したGLDMはまだ価格が19ドル前後と今の為替で換算すると1,995円と約2,000円で購入出来るので金投資のスタート、お試しとして始めやすいのかと思います。
また、この記事では触れてないのですが国内市場でも金(ゴールド)へ投資できるETFや投資信託があります。
国内ETFですと経費率が高いので個人投資家からのニーズが低いかもしれませんが、
今のコロナ禍のような有事の際には円高・ドル安になることが想定されるので
為替ヘッジありの投資信託の存在価値はあるように感じます。
まだまだ金の価値が上がる可能性の高い市場なのでこれからの金(ゴールド)の動向に要注目ですね。
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