【QQQN】iFreeNEXT NASDAQ次世代50についてNASDAQ100と比較

2021年4月12日

こんにちは、いなかのです。

今回はナスダックに上場する、金融銘柄を除く時価総額上位100銘柄の時価総額加重平均によって算出される株価指数であるNASDAQ100に将来的に組み込まれる可能性のある銘柄50選に投資ができるETF【QQQN】について紹介していきます。



・NASDAQ Q-50連動ETF【QQQN】について

・NASDAQ Q50連動の投資信託について


大まかにこの二つに分けて書いていこうと思います。



NASDAQ Q-50連動ETF【QQQN】について

QQQN基本データ

ベンチマーク:NASDAQ Q-50
直近配当額:0.014644
直近分配金利回り:0.54%
組入銘柄数50
経費率0.18%
純資産153億円
設定日:2020/10/9


QQQNは将来的にNASDAQ100指数への組み入れが見込まれる企業50社で構成されているNASDAQ Q‐50指数(NXTQ)の値動きに連動した投資成果を目指す、上場投資信託です。


NASDAQ100指数と同様に金融関連の銘柄が含まれておらず、ハイテクやバイオテクノロジーなどの新興銘柄が対象となります。


しかし今のところQQQNは日本の証券会社では取り扱いがありません。


そのため、個人投資家の口座数の多いSBI証券や楽天証券でも取り扱われていないです。
それもあってかこのQQQN自体への詳細のデータについては入手しづらいのが現状です。



ちなみにNASDAQ Q-50指数は2007年10月10日に150を基準値としてスタートした株価指数です。



NASDAQ100について

NASDAQ100指数は、コンピューター・ハードウェア及びソフトウェア、通信、小売/卸売、バイオテクノロジー分野の企業の株価を反映する株価指数として広く利用されており、1985年2月1日を基準日として、その日の時価総額を125として算出されます。


マイクロソフト、インテル、アップル、Facebook、アルファベット、インテルなど、世界的なハイテク・IT企業の多くがナスダック100指数に含まれています。



NASDAQ100は米国のNASDAQ市場に上場している最も大きな時価総額の企業100社で構成されていますが、NASDAQ市場に金融企業が上場されているものの金融株は除かれて構成されています。





このNASDAQ100指数に連動するETFに【QQQ】というものがあり、驚異的なパフォーマンスを算出し続けているため投資家を釘付けにしました。



・QQQ

・2631

・iFreeNEXT NASDAQ100インデックス

ナスダック100関連の投資信託ですと上記が有名どころです。



直近では「eMAXIS NASDAQ100インデックス」という「iFreeNEXT NASDAQ100インデックス」よりも低コストで運用できる投資信託の運用が開始されています。




QQQNの上位構成銘柄

こちらがQQQNの上位構成銘柄10社です。


ロクは米国のテレビ用のストリーミング・プラットフォームを展開している企業ですね。ストリーミングは今後も急成長の余地があるとされテーマ型投資信託でもよく耳にするようになりました。



クラウドストライクは米国のサイバーセキュリティ企業です。社会がデジタル化へ進んでいる現状今後の発展に期待できる業界ですね。



ザ・トレードデスクはクラウド型のプラットフォームを提供している企業です。各企業独自のプラットフォームを提供する企業が続々と出てきていますよね。
現状どのプラットフォームが一般化されるかパイの取り合いが激しい業界です。







NASDAQ Q-50指数【QQQN】の注意点

QQQNは、将来的にNASDAQ100への組み入れが見込まれるNASDAQ市場上場の50社です。

そのため、大きな成長の可能性を秘めた銘柄に投資できるという点がメリットなのですが、


注意点も一つあります。
NASDAQ100は、その名の通り(金融株を除く)NASDAQ1~100位までで構成されています。
一方NASDAQ Q-50を見てみると、NASDAQ101~150位で構成されています。




ですので、その50社の中から将来的にNASDAQ100に組み込まれる際の成長リターンを享受できる反面、NASDAQ100から除外された銘柄のパフォーマンスにも影響されてしまうという面があります。



QQQNはあくまでNASDAQ Q-50のインデックスファンドになるのでファンドマネージャーが独自の目線で選んだ次世代50社で構成されているわけではないということです。




iFreeNEXT NASDAQ次世代50について

先ほどQQQNは日本の証券会社では取り扱われていないと記載しましたが、ETFではなく投資信託であればSBI証券や楽天証券で購入することができます。


それが「iFreeNEXT NASDAQ次世代50」です。


基本データ

委託会社:大和アセットマネジメント
ベンチマーク:NASDAQ Q-50指数
信託報酬:0.495%
購入時手数料:販売会社による
信託財産留保額:なし
解約手数料:なし
純資産:25億9700万
基準価額:10,272(21/4/9)
設定日:2021/01/13


丁度3か月ほど前に運用が始まった投資信託になりますので、パフォーマンスの実績はこれからになります。


NASDAQ100に投資する「iFreeNEXT NASDAQ100インデックス」の信託報酬も0.495%のためマイナーな投資信託の中では比較的低コストに収まっているかと思います。



運用が開始され日が浅いのにも関わらず順調に純資産額が増えていっていますが、まだ25億円という水準ですので注意は必要ですね。




パフォーマンス確認

NASDAQ100指数とNASDAQ Q-50指数の1年間と5年間のパフォーマンスを見ていこうと思います。

直近1年間

出所:TradingView
青色=NASDAQ100 橙色=NASDAQ Q-50

こちらはNASDAQ100指数とNASDAQ Q-50指数の直近1年間のパフォーマンスになります。




直近1年間だとNASDAQ Q-50の方がパフォーマンスがいい状態ではありますが、NASDAQ100に比べ非常にボラティリティの高い動きを示しています。




直近5年間

出所:TradingView
青色=NASDAQ100  橙色=NASDAQ Q-50

直近5年間ですと、NASDAQ100のパフォーマンスが圧倒的に高くなっています。


GAFAMの牽引力やテスラの成長度合いなども含めると中長期目線だとNASDAQ100の方がリターン力と安定感がでてくるようです。



米国政権が新体制に入り、GAFAMにメスを入れるという話も出ておりその点を重要視するかどうかでNASDAQ Q-50の存在意義が高まりそうですね。




まとめ

・QQQNはNASDAQ101~150位の銘柄を選出

・日本では「NASDAQ Q-50指数」には投資信託から投資可能

・中長期ではNASDAQ100の方がリターンかつ安定力がある

ということで、最近気になっていたNASDAQ Q-50について書いてみました。



毎月5,000円ほど資金が余った際の投資先を考えていたのと、NASDAQ市場だけに投資している投資信託を持っていないな~、と思っていたので最近注目していました。




多分近々、NASDAQ100かNASDAQ Q-50に投資していると思います。
【QQQ】に投資するのが一番ねいいんですけど、何ぶん1株3万以上はかかるので無理のない程度に投資信託でナスダック市場に投資していこうと思います!





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