投資信託とETF(上場投資信託)の違い

2020年8月24日

こんにちは、いなかのです!

今回は投資信託とETFについて紹介していきます。

両者とも大本は同じですが色々と異なっているので見ていって頂けたらと思います。


投資信託とETF(上場投資信託)の違い

投資信託とは?

投資信託とは多数の投資家から集めた資金で、様々な投資を行う商品のことです。
投資信託という商品の中には様々な投資銘柄が含まれています。その様々な投資銘柄を1つのパッケージに収めた商品の事を投資信託です。

例えば、Aという投資信託は日本の株式、債券という投資銘柄が
    Bという投資信託には日本含む全世界の株式という投資商品といったように投資信託によって構成されている投資銘柄が変わっていきます。

投資信託は銀行や証券会社などで購入しますが、上場市場で取引されているわけではありません。そのため、リアルタイムには取引を行うことができません。


ETF(上場投資信託)の違い

ETF(上場投資信託)とは、上場投資信託のことであり、投資信託と同じように1つの商品の中に様々な投資銘柄が入った投資商品です。



ただ、ETFは上場( 株式や債券などの有価証券や商品先物取引の対象となる商品を取引所において売買可能にすること )していますので株式とおなじように市場で取引することが出来ます。


ETFは株価指数などの指標に連動するように設計されており、東証に上場しているETFだけでも多くの種類があります。

ETFは、投資信託と異なり株式取引と同じように市場で売買します。


注文は証券会社を通じて行いますが、証券会社はあくまでも仲介業者であって、証券会社から購入するわけではありません。


ETFは市場での取引となりますので、リアルタイムでの取引となり取引価格についても指定することが可能です。


投資信託を選ぶメリット

投資信託は利便性が高いです。
毎月1千円でも1万円でも10万円でも自分の資金に合わせて投資が出来ます。



また、一度毎月購入設定を行えば毎月自動的に決めた日に購入することができます。
ただし、ETFに比べると信託報酬が高いという特徴があります。



最近では信託報酬0.1%のものも出てきていますので、信託報酬の高い低いで投資信託を選ぶ一つの基準になります。


(信託報酬とは、投資信託を管理・運用してもらう経費として、投資信託を保有している間ずっと投資家が支払い続ける費用のことです。別途支払いではなく、純資産総額に対して何%といった形で差し引かれるものです。)


高いもので2%のものもありますので、もしそのような銘柄を選びたい場合はよく吟味した方が良いと思います。



ETFを選ぶメリット

投資信託に比べETFは信託報酬が低いです。
信託報酬0.0~%を切るものが多いため、長期投資になればなるほど信託報酬の低さが活かされてきます。


注意点は、投資信託は自分の余裕資金に合わせて投資金額を設定できるのに対し
ETFは毎回決まった金額では投資が出来ないという点です。



ETFの取引単位は枚数であり、リアルタイムに市場で取引が行われているため常に価格が変動しています。
そのため、「毎月1万分投資をする」といったことが出来ません。



また、注文は毎回自分で行う必要があります。(ただし、SBI証券のみ毎月自動購入設定をかけることができます。)

最後に

以上が投資信託とETF(上場投資信託)の大まかな違いです。

私は、毎月投資信託に3万円(合計4銘柄)、idecoで5千円(合計2銘柄)、米国ETFに4万円分(合計3銘柄)投資しています。


特に米国高配当株式ETFに興味を持ちそちらを重点的に投資を行うスタンスに変えました。


次回はidecoの制度か米国ETFについて書いていこうと思います。