【ONEQ】ナスダック総合指数に連動するETFはQQQに勝るのか比較
しばらく涼しい気温でしたが、一気に真夏がきたかのような暑さになりましたね・・・。
汗だくだくになりながら営業をしています、いなかのです。
新型コロナウイルスが世界的に流行になる前から注目を浴びていたQQQ、
コロナ禍の今では他の米国籍ETFを寄せ付けない圧倒的パフォーマンスによって個人投資家を魅了しています。
このQQQはナスダック100という指数に連動する成果を目指すETFなのですが、その大本の指数であるナスダック総合指数に連動する米国ETF【ONEQ】というものがありますので、
ONEQの特徴をQQQと比較しながら見ていきたいと思います。
ONEQとは?
ONEQは、フィデリティ・ナスダック・コンポジット・インデックス・トラッキング・ストックETFが正式名称になります。
ナスダック総合指数の価格および利回りに連動する投資成果を目指すETFとなります。
そのためこのETFはナスダックに上場する約3,000以上の銘柄すべてに投資が出来ます。
ベンチマーク:ナスダック総合指数
経費率:0.21%
直近利回り:0.72%
配当月:4半期毎
銘柄数:約3,000
純資産:28億ドル
設定日:2003/10/01
QQQ基本データのみ
ベンチマーク:ナスダック100
経費率:0.20%
直近利回り:0.65%
配当月:4半期
銘柄数:100
純資産:1205億ドル(13.2兆円)
設定日:1999/03/10
ナスダック総合指数とナスダック100について
ナスダック総合指数とは?
ナスダック総合指数はアメリカを代表する指数の1つです。
電子株式市場である「NASDAQ」に上場している以上の銘柄を全てを対象に、時価総額加重平均で算出している指数です。
注意点として、このナスダックに上場している企業が海外企業も含まれているので米国以外の企業もしっかり含まれているということです。
1990年代後半以降から、マイクロソフトなどのハイテク関連企業や、グーグルなどのインターネット関連企業が数多く上場したため、ハイテクやネット関連業界の動向を示す指数として見られる側面があります。
これはナスダック総合指数の設定日からの株価推移です。
この数年間で右肩上がりに大きく上がっていることが分かります。
ONEQのインデックスはこのナスダック総合指数になります。
ナスダック100とは?
ナスダック100指数は、ナスダック総合指数の構成銘柄のうち、金融銘柄を除き時価総額が最も高い100銘柄で構成されている時価総額加重平均指数です。
ナスダックに上場されている銘柄であれば米国外で設立された会社も含むといった特徴があります。
特に、デジタル革命の進展で時価総額が膨らんでいるGAFAM(グーグル・アップル・フェイスブック・アマゾン・マイクロソフト)と呼ばれるIT(情報技術)分野の大手プラットフォーマーの成長期待を映しています。
ナスダック100指数は、毎年12月に定期的にリバランス(銘柄の入れ替え)を行います。
また、構成銘柄の1つの時価総額が、指数の全構成銘柄の時価総額の24%を超えた場合などには特別な調整が行われ、少数の銘柄が指数に大きな影響を与えないように防止しています。
ONEQ構成銘柄上位10社
こちらがONEQとQQQの上位構成銘柄の比較表です。
QQQの方が構成銘柄が100銘柄のためGAFAMがより高い比率で上位を占めています。
ナスダック総合指数とその派生指数のため、上位10社の構成はどちらも似通っています。
QQQは5月時点ではペプシコが10位でしたが、10社からは落とされたみたいですね。
トータルリターン比較
今回は、S&P500(VOO)や米国株式全体(VTI)、ナスダック100指数(QQQ)、ハイテクセクターETF(VGT)よりもリターンが出るのか比較します。。
一度に5つのETFのトータルリターンチャートを比較するので見にくくなりますがご了承下さい。
直近1年トータルリターン
こちらは直近1年間のトータルリターンです。
コロナショック時でも特に好調な動きを見せていたのが、ナスダック市場とハイテクセクターです。
そのため、ONEQも順調ですが、100銘柄に絞っているQQQがより良いパフォーマンスを見せています。
5年トータルリターン
5年間のトータルリターンとなるとハイテクセクターETFのVGTが頭1つ飛びぬけています。
この5年間でいうなら、GAFAMの中でもマイクロソフトとアップルの成長度合いが大きかったため、その構成比率の高いVGTが圧倒的なパフォーマンスを記録したのだと考えられます。
VGTはマイクロソフトとアップルだけで構成比率40%前後を占めます。
ちなみに、アマゾン、フェイスブック、グーグルは通信セクターという括りになったため数年前からVGTには含まれていません。
VOO(S&P500)とVTI(米国市場全体)と比較して分かるように、ナスダック市場とりわけハイテク(情報技術)セクターが伸びていたことが分かりました。
最後に
ナスダック総合指数に連動するETF:ONEQについて書いてきました。
個人的見解としては、ONEQに投資をするならQQQでいいという見方です。
といいますのも、ナスダック市場の恩恵を受けたいと考えている個人投資家はきっと分散力ではなく、高いトータルリターンを求めていると私は考えているからです。
よって、ONEQよりも低コストかつ高リターンのQQQが個人投資家のニーズにピッタリはまっているのだと思います。
純資産という部分でもQQQの方が圧倒的に安心感がありますし
分散力を取りたいのであれば、米国株式市場に投資をするVTIがあります。
私達投資資金に限界があるサラリーマンとしては出来る範囲でしっかり銘柄を見定めていきたいですね。
とはいえ、ONEQもQQQもVGTも1年前に買ってたとしてもこれだけのリターンになってたとは・・・
末恐ろしいです。もはや個別株のようなリターンですね・・・。
ちなみにここまで紹介してきましたが、ONEQはサクソバンク証券というところでなら取り扱っているみたいです。
SBI証券では取り扱っていませんでした。(VOO、VTI、VGT、QQQは勿論取り扱っています!)
今回紹介した中に出てきたETFの関連記事はこちらです↓
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