【SPYG】グロース株ETFの昨年度から現時点で変更点があるか確認

こんにちは、いなかのです。


今回は、SPYGの運用内容に変化があるか見ていきます。


期間としては私が記事でSPYGを最後に取り上げたのが2020年8月末でした。
その時点と2021年2月時点での変更点があるか確認していきたいと思います。



「へー、こんなETFがあるんだぁ」程度で見て頂けたらと思います。



SPYGの基本データ確認

SPYG基本データ

運用会社:ステートストリート社
連動指数:S&P500グロース・インデックス
経費率:0.04%
構成銘柄:279→232に変更
配当月:四半期ごと(3月、6月、9月、12月)
直近分配金利回り:0.86%
純資産:8620億円→1兆円
設定日:2000/09/25


2020年8月時点では構成銘柄が279であったのに対し、2021年2月時点では232になっています。

また、純資産も順調に増やしており1兆円になっていて投資先として安心材料の一つになっています。




S&P500®グロース指数とは?

SPYGのベンチマークである「S&P500®グロース指数」は時価総額加重平均を用いてS&P500内の大型グロース株で構成されています。




そのため、S&P500構成銘柄の中からグロース特色の強い銘柄に集中投資ができるということですね。
PER(株価収益率)、ROE(株価純資産倍率)、EPS(1株あたりの純利益)成長率、ROA(総資産利益率)をステートストリートの目線でグロース株を選定しています。




このインデックス自体は12月(年一回)リバランスを行っているので、SPYG自体の構成銘柄も何かしら変更点が出ているはずです。





SPYGの構成銘柄確認

出所:ステートストリート
2021/2/9時点

こちらがSPYGの2021年2月時点での構成銘柄上位10社です。


保有比率や順位の変更はあれどそれほど変化はしていないです。
昨年にS&P500にテスラが加入したことによりSPYGの構成銘柄でも5位の保有比率となっています。


時価総額加重平均を用いているので加入後即保有比率が上位に組み込まれましたね。


個人的な意見ですが、GAFAMやここに上がっている企業の個別株を購入するとなると1株の金額が非常に大きくなってしまいます。


上記に上がっている企業で何か劇的な事が起きるとは考えにくいですが、仮にも個別株ですのでリスクへの影響は大きいですね。


そこでGAFAMや成長株を分散しつつも高い比率で保有したいという方向けかと思いますよSPYGのようなETFは。





SPYGのセクター比率

出所:ステートストリート
2021/2/9時点

こちらも2020年8月と比較し、比率に細かい変動はあってもセクターの順位が大きく変わるような変更はありませんでした。



米国ETFに投資をしている方は普段から投資市場のニュースを確認していると思いますので必要のないことかもしれませんが、グロース株ETFのセクターを見るとその時々でのグロース特色の強いセクターを瞬時に知ることができますね。




SPYGのトータルリターン率

出所:ステートストリート

SPYGは今のところ直近2か月間ではマイナスリターンですね。
ETFは一般的に短期売買するものではないので、青と赤で囲んだ部分を見て頂けたらと思います。



SPYGは1年間で29%近くのリターンを、また5年10年で見ても15%以上のリターンを叩き出していますね。


さらに設定日である2000年から見てもSPYGは5%以上のリターンとなっています。
途中でリーマンショックやコロナショックを持ってしても米国のグロース株に投資をしているだけでプラスのリターンにはなっているということですね。



投資市場はグロース株、バリュー株でトレンド転換がしていくのですが転換を気にせず長期投資をしてもプラスであったという点は大きな判断材料になります。





SPYGの株価上昇率

青線=SPYG 黄色線=SPY 緑線=SPYV
直近5年

S&P500内グロース株ETF:SPYG
S&P500ETF:SPY
S&P500内バリュー株ETF:SPYV


S&P500関係である三つのETFの5年前からの株価上昇率を見ると、SPYGの上昇率が一番高いです。
元々この直近10年間はグローストレンドであったことが大きいですね。



そろそろトレンド転換期になりバリュー株が日の目を浴びるのではとも言われていますが、定かであるかはその時がきたらですね。


少なくとも市場平均を求めるだけであればS&P500連動ETFで良いのは間違いないなさそうですね。




まとめ

①構成銘柄数が232

②純資産は順調に増え1兆円を超える

③構成銘柄にテスラが加入

昨年度と比べSPYGの構成に大きな変化はありませんでした。


とはいえ順調に純資産を伸ばし、テスラが加入したことにより今後どのようなパフォーマンスを見せてくれるか楽しみですね。


先ほどの述べましたが、GAFAMや米国大型グロース株を高い比率で保有できるのがSPYGの良さになります。
日本円にして1株1万以下で購入できるというのも私と似た年収の方なら試しに手を出しやすいかなと思います。



2月に暴落はありませんが、購入タイミングがあったら追加投資を検討しています。
今のところ私はキャッシュポジションを高めに構えてます。



長期投資視野なので2月の動向を見てからでもいいかな、と。


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