HDVとSPYD保有時の銘柄分散力について
米国ETFである「HDV(iシェアーズ・コア米国高配当株ETF):以下略HDV」「SPYD(SPDR®ポートフォリオS&P500高配当株式ETF):以下略SPYD」の分散力について知りたくなったため構成銘柄の違いについてまとめてみることにしました。
「HDV」「SPYD」について知りたくなったら以前記事にしているので下記をどうぞ。
HDVとSPYDの構成銘柄
HDVの保有銘柄数は75、SPYDの保有銘柄数は80です。
そのうち、重複している銘柄は18です。
直近配当利回り→配利2020/04/05
AMCR(アムコール):直近配当利回り5.87% IT・通信
SLB(シュルベルジュ):配利14% エネルギー
PFE(ファイザー):配利4.52% 医療関連
D(ドミニオン・エナジー):配利5.41% 公益事業
SO(サザン・カンパニー):配利4.93% 公益事業
T(エイティアンドティ):配利7.57% IT・通信
XOM(エクソンモービル):配利8.88% エネルギー
VLO(バレロ・エナジー):配利9.71% エネルギー
OKE(ワンオーク):配利17.28% エネルギー
VZ(ベライゾン・コミュニケーション):配利4.50% IT・通信
CVX(シェブロン):配利6.87% エネルギー
DUK(デューク・エナジー):配利4.97% 公益事業
BEN(フランクリン・リソーシズ):配利6.92% 金融
PSX(フィリップス66):配利6.97% エネルギー
HBAN(ハンチントン・バンクシェアーズ):配利8.78% 金融
WMB(ウィリアムズ・カンパニーズ):配利11.72% エネルギー
LVS(ラスベガス・サンズ):配利8.33% サービス
GIS(ゼネラル・ミルズ):配利3.46% 一般消費財
以上のように今のところ18銘柄以外は重複していないため、HDVとSPYD保有で分散はとれているかと思います。
HDVとSPYDの構成セクター
HDVとSPYDの構成セクターはこのようになっています。
HDVの上位セクターは「エネルギー」「ヘルスケア」「通信」で占めており、
SPYDは「一般消費財」「不動産」「金融」「エネルギー」で上位を占めています。
HDVの下位セクターがSPYDだと上位セクターになっている点、HDVには不動産が保有されていない点が大きく違います。
HDVとSPYDの組み合わせだけでもバランスのいいポートフォリオが組めそうです。
HDVとSPYDの分散は取れている
HDVとSPYDの組み合わせで十分な分散が取れていると思います。
「米国株式保有したいけど個別株はちょっと・・・」という方にはHDVとSPYDの組み合わせがいいかもしれませんね。
経費率もHDV:0.08% SPYD:0.07%も日本の投資信託に比べればはるかに格安です。
ただし、分散が取れているとはいえコロナショックのような世界恐慌があればさすがにHDV・SPYDどちらも大幅な下落が見込まれます。
また、あくまで投資先をHDVとSPYDだけにせず、銘柄分散という意味で日本円で完結する投資信託や別のETFなどにも投資分散をしておくことを私は勧めます。
そして、投資は全て自己責任の下で成り立つものです。色々な投資家さんからのお墨付きの銘柄であろうとリスクを許容出来るかしっかり考え選んでください。
どんなに優れた銘柄であろうと絶対儲かる!というものはありません。
色んな方の話を参考にし、将来の資産形成に任せられると思った銘柄を自分の意志で選びましょう。
今後もより良い資産形成を行えるよう日々勉強していきたいです。
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