ビットコイン高騰の中で、金(ゴールド)市場の動向を確認

こんにちは、いなかのです。


ビットコインを筆頭に仮想通貨市場は熱気を帯びています。
ビットコインに関してはついに安全資産と呼ばれる金と同じ土俵で語られるようになっています。


仮想通貨全体の価格高騰は、一時の貴金属市場に似たものを感じますが、


とりわけここ最近ではゴールドに関する記事をめっきり見なくなったので、金(ゴールド)市場の現状確認をしたいと思います。



金ETF【GLD】の直近1年チャート推移

出所:グーグルファイナンス

GLDは裏付けの取れた金ETFの中で最大規模を誇るETFになります。
運用会社はステートストリート社です。



コロナ禍による国・企業の今後の見通しがつかない中、安全資産の金(ゴールド)へと資金流入が価格高騰の要因を生みました。


近況では米国大統領選挙が落ち着いたこと、ファイザーによるコロナワクチンの開発発表によって、投資家による金ETFの利確の動きが目立つようになっています。


が、新型コロナウイルスの再拡大により各国政府や自治体による規制の動きや、ワクチンの実用化と懸念材料が尽きていないため金の価格は高い水準で保たれています。




金版恐怖指数GVZは低数値推移

赤線=GVZ 青線=GLD
直近1年推移


赤線=GVZ 青線=GLD
直近1か月

直近1年間と1か月間のGLDとGVZのチャートになります。

S&P500のVIX、ナスダック100のVXNのように金にも恐怖指数がありそれがGVZになります。

GVZは今後30日間の金価格のボラティリティを予測するVIXのゴールド版の恐怖指数です。世界最大の金ETFであるGLDのオプション価格から算出されています。

オプション取引の値動きが激しくなると数値が上がる仕組みになっており、数値が高いほど投資家が不安を感じていると読み取ることができます。


リーマンショック後、GVZは55.61という高い水準を記録しました。

コロナショック時は、48.98を記録。以降早い段階で20を切る動きを見せています。



1か月間のチャートをみると、ちょうど米国大統領選挙の沈静、ファイザーのコロナワクチン発表付近でGLD株価の値動きはさほどなくても恐怖指数のGVZの数値は下がり続け17~18付近を推移しています。



この恐怖指数の動きは金だけでなく、VIXとVXNにも表れています。


恐怖指数が低下すると、株価のバリュエーションが高くなる傾向にあるそうです。
※代表的なものに株価純資産倍率(PBR)、株価収益率(PER)、株価キャッシュフロー倍率(PCFR)、配当利回りなどが含まれます。



GLDとビットコインの動き

赤線=ビットコイン 青線=GLD
直近1年

ビットコインの高騰が凄まじい勢いとなっています。
「金持ち父さん貧乏父さん」の著者として有名なロバート・キヨサキ氏も直近でこのように言っていますね。


ビットコインのブームは、金や銀のパフォーマンスを打ち負かしている。「ビットコインを買えるだけ買ったほうが良い」ということだ。列車は動いており、すでに米ドルは死にかけている。ドルが崩壊した時、重要なのはどのくらいの金と銀とビットコインを持っているかになるだろう。

ロバート・キヨサキ


確かに、外国問わず日本の上場企業でもビットコインを購入しているというニュースが流れてきています。


今後、仮想通貨への需要が個人投資家→機関投資家にシフトしていくとすると、より市場整備がされると考えられます。
ビットコインは市場に流通している数が多くないというのも価格を跳ね上げる要因になっていますね。



2017年の仮想通貨バブル期までは投機的な側面で買われていましたが、今後はより実用的な運用が広がる可能性がありますね。





最後に

金も仮想通貨も株式のように配当を生むものではないので、ポートフォリオの一部分にするのが最適ですね。
コロナが拡大していく中、まだまだ金(ゴールド)の需要は高いまま推移していくかと思います。



また、毎日溢れるように仮想通貨記事が取り上げられていますが、もしかすると仮想通貨の実用化までもう目の前まできているのかもしれませんね。



ただ個人的には「仮想通貨=投機またはマネーロンダリングの対象先」のイメージが拭いきれないので、今の状況でも投資する気が起きていません。(過去に少ししたことはありますが・・・)



XRPの国際送金は夢がありますが、何分XRPは流通量が多いですし将来的に国際送金取引として利用するのであればビットコインのような価格の高騰はあまり見込めないと思ってます。



一先ず、自分の投資方針を変えることなくコツコツと積み上げていきます。
どうしても個人投資家は情報の入手が後手になるので成るべく方針を曲げずに積立投資が無難だな~と感じております。



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