トービンの分離定理から習う、最適ポートフォリオについて

こんにちは、いなかのです。


今回は、アメリカのジェームス・トービンが提唱した分離定理「トービンの分離定理」について紹介します。



コロナ禍による世界恐慌、11月のアメリカ大統領選挙と先行き不透明であり、「どの国に?」「どのセクターに?」「どの資産に?」といった不安を綺麗に払拭できるわけではありませんが、



安心感を与えてくれる提唱だと思いましたので皆さんに言葉を知ってほしく記事にしました。



トービンの分離定理とは?

↓東洋経済online様から引用させて頂きました。

アメリカの経済学者であるジェームス・トービンが提唱した資産運用理論の中に「分離定理」というのがあります。

これは簡単に言えば「リスク許容度が高い人も低い人も、リスク資産のポートフォリオの中身は同じものでよく、リスクの度合いはそのほかの安全資産をどれぐらい持つかで調整すればよい」というものです。

つまり初心者向けのポートフォリオなどというものは存在せず、自分のリスク許容度に合わせてリスク資産の割合を決めればよいというだけなのです。

出所:東洋経済online





よって、リスク許容度の調整を行う際「リスク資産(株式・債券等)の中身」や「投資額」を調整するのではなく、安全資産との比率で調整するといい、ということになります。




ここでいう安全資産とは「現金・預金」は勿論、人によっては「」でもいいでしょうし、

格付Aランクの「債券」も入り込む方もいるでしょう。



つまり、自分で市場局面に合わせた「最適なリスク資産のポートフォリオ」:「安全資産」のルールを作ってリスク許容度をコントロールしていけばいいということになります。




自分でポートフォリオのルールを決めておく

ということで、トービンの分離定理の考え方に則って自分の投資ポートフォリオのルールを決めてみます。


そうすることで、リスク許容度のコントロールが容易になり不安定な市場局面に直面しても客観的に過ごすことが出来ると思います。



今回はリスク資産部分は米国ETFのVOOにして、安全資産は現金ということにします。

市場安定期時のルール

1000万の資金がある場合

リスク資産:安全資産=7:3

VOOに700万投資、300万は現金で



市場好調期時のルール

1000万の資金がある場合

リスク資産:安全資産=9:1

VOOに900万投資、100万は現金で



市場低迷期時のルール

1000万の資金がある場合

リスク資産:安全資産=5:5

VOOに500万投資、500万は現金で



といったように、自分で市場局面に合わせてルールを決めるといいと思います。



冒頭の問いになりますが、今のコロナ禍、大統領選挙等で先が分からないし低迷期に入っているなと感じたら「市場低迷期時のルール」に則っていれば


自分で決めたルールですのでより冷静に市場の分析に移ることができるのではないでしょうか。






まとめ

1.リスク許容度はリスク資産と安全資産の比率で調整

2.市場局面に合わせたポートフォリオルールを作る


市場動向に合わせてリスク資産と安全資産の比率を調整しろ、ということですが実際はそううまくルール通りにはできないと思います。



例えば今回の場合、予め「市場安定期」のルールで投資をしており→「市場低迷期」に入った際にリスク資産を売却して5:5にするのって具合が悪いと思うんです。



などで現実的なのは買い増しをせずに現金で保有しておくというのが一般的なんだろうなと思います。



あくまでこういう理論を提唱している人がいるんだ、こんな考えた方があるんだなぁということを紹介したかったことと、


自分も含め改めて自分の投資ルールを見つめなおす機会ができたらなと思いました。



さてさて、本当に大統領選挙まで僅か数日となりました。
どちらになっても動揺することがないよう自分ルールに則りコツコツと積立投資をしていきたいですね。





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