積立投資によってプロスペクト理論を克服したい

2020年10月20日

どうも、いなかのです。


ワードプレスを5.5に更新したら記事が書けなくなったので、バージョンを5.4.2にダウングレードしました。



ワードプレスはバージョンアップさせる前に不具合情報を確認してからというのをすっかり忘れていました。



いなかの
いなかの
ということで気を取り直して、今回は行動経済学の中で知っておくと良さそうな理論である「プロスペクト理論」というものを紹介します。
個人投資家さんでしたら、知っておいて損はないかと思います。



プロスペクト理論とは?

プロスペクト理論とは行動経済学の1つとして捉えられ、アメリカの心理学者である「ダニエル・カーネマン」が提唱した理論です。


利益や損失に関わる意思決定のメカニズムをモデル化したものになります。


プロスペクト理論を簡単に言うと

「目の前に提示されたものの損失の度合いにより、人の意思決定は変化する」




行動経済学とは、経済学の数学モデルに心理学的に観察された事実を取り入れていく研究手法のことです。




プロスペクト理論の設問

ではここで、プロスペクト理論の代表的な設問を2つ出します。
それぞれ利益を得る場面、損失を被る場面の話になります。



この設問を見たら大方プロスペクト理論の言いたいことが分かるかと思います。


ちなみにどちらの選択が優れているとかそういう話ではなく、人間の心理的にそうなりやすいという話です。



設問1.利益を得るパターン

設問1.①、②どちらかの条件を選んでコイントスを一度だけ行い、表裏によって結果が変わるものとする。


①コイン表裏関係なく100%の確率で100万を得られる


②コインの表が出たら200万を得られる




さて、皆様はどちらを選びましたか?
期待値はどちらも変わらないのですが、行動経済学の実験の中では多くの方が確実性のあるAを選んだそうです。


これは、人は利益を目の前にした時は確実性を重視する心理が働くからだそうです。




設問2.損失を被るパターン

設問2.①、②どちらかの条件を選んでコイントスを一度だけ行い、表裏によって結果が変わるものとする。


①コインの表裏関係なく、-200万円の損失から必ず-100万円の損失になる


②コインの表が出れば、-200万円の損失から0円になる



どうでしょうか?
この損失を被るパターンの場合、ギャンブル性のある②を選んだ方の方が多いのではないでしょうか?



設問1とは違い設問2ではギャンブル性の選択肢を選びました。




これは借金というもともとの損失を回収するために、
リスクはあってもより大きな利得を取りに行くという心理が働くからです。






よくギャンブルで損失を取り戻そうとそれ以上の損失をするケースがありますが、これはまさにプロスペクト心理だと言えます。



パチ〇コをしたことがある人はよくわかるとおもいますが、
319の北〇無双を打っていて、4万負けている状態でも追加で1万もしくは2万使ったとしても、北斗無双なら2万発出玉のハードルもそこまで低いわけではないですから、そのまま突っ走りますよね。



なんなら219の009なら8万投資したとしても私なら「ま、まだいける!」と思ってしまいますが、
219を左で引いて、右で時短100以内に219を引くという時短突破型は中々尖ったスペックですが



爆発力は凄く高い、投資も出玉も加速装置ですよ!(完全に余談です)






心理状態への影響度:損失>利益

先ほどの設問で、人間は利益獲得局面では確実性を好む一方で、損失局面ではギャンブル性を好む傾向にあることが分かりました。



人は同額であれば利益獲得による嬉しさよりも、損失確定による悔しさの方が感情がの振れ幅が大きいのです。



100万得る嬉しさより、100万損する悔しさの方が圧倒的に大きいわけです。


そのため、損失を少しでも減らすことが出来るのであればギャンブル性が増す選択(行動)を取りがちになるわけですね。






プロスペクト理論と投資の関係性

プロスペクト理論は投資の世界にも当てはまります。


投資の基本は、利益を伸ばして損切りを素早く行う「損小利大」です。



しかし、多くの個人投資家は少しでも利益が出ればすぐに利益確定を行い、少しでも損があると損失を現実にしたくなくて損切りできない所謂「塩漬け」の状態にしてしまいます。


つまり「損小利大」の全く逆の「利小損大」の行動を取ってしまうのです。





運用益の揺れ幅に慣れてはいけない

厄介なことに人は事象に慣れてしまう生き物です。



利益の額も損失の額も大きくなればなるほど何も感じなくなる、まさに「金銭感覚の麻痺」に陥ります。



故に投資先に関する思考は停止し、新たに発生する損失にだけ感情は揺れ動き当初予定していた自分の投資スタイルとはかけ離れた手法をするようになってしまいます。



長期目線で積立投資行う

プロスペクト理論(人の心理)が入り込みやすいのは株やFX等の短期売買です。



利益を得る時は堅実に行っているのに、損を抱えた途端にリスク選好になり、結果としてトータルで損をすることにつながります。


そこで少しでも人の心理(プロスペクト理論)が入り込まなくなる長期目線での積立投資がおススメされているわけです。




積立投資は、毎月自動的に決まった銘柄を決まった金額買うことになりますので人の心理(プロスペクト理論)が入り込みません。


また、長期で考えているので目先の利益や損失がそれほど気になりませんよね。



ただ、注意したいのは積立投資は万全な投資法ではなく、市場平均を取りにいく手法のため、定期的な投資先の研究や見直しはした方がいいです。




最後に

プロスペクト理論非常に興味深い内容でした。


私も投資を始める前までパ〇ンコをよくしていたので身に覚えのある理論すぎて
笑っちゃいました。




1万、2万の利益に慣れて4万以上の利益が確定していないと気が済まなくなりますし、
逆に3万、4万と損失が膨れ上がるとそれを取り返すためにさらに諭吉投下しだすし、


中々人の心理とは興味深いなとパ〇ンコを打ちながら思ったことがあります。



とはいえ今はそういうものに使っていたお金がETFや投資信託に変わっているのでよしとします。




サラリーマンである私たちにとって投資とは生活を豊かにするものです。
少しでも安心して日々を過ごせるよう良い銘柄に積立投資でコツコツと資産を積み上げていきたいですね。




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