米国高配当株式ETF:HDVとは?
米国ETF:HDVとは?
iシェアーズ・コア米国高配当株ETF(HDV)とは比較的高配当かつ財務健全性の高い銘柄を組み入れたETFのことです。
世界一位の資産運用会社であるブラックロック社が運用しています。
運用会社 :ブラックロック社
ベンチマーク:モーニングスター配当フォーカス指数
銘柄数 :75
純資産額 :75億.0ドル(約8,250億円)
実質PER :18.7倍
配当金 :3.209ドル
配当利回り :3.36%
経費率 :0.08%
設定日 :2011年3月29日
ちなみに、財務健全性とは「会社の健康状態」のことで財務健全性が高いほど、倒産しにくく、会社が長続きしやすくなります 。
会社はキャッシュフローやP/Lといった指標を用いて格付けが行われ、HDVには財務健全性の高い銘柄が含まれているということです。
HDVは、3月・6月・9月・12月の年4回配当金がもらえます。
1口当たり約0.76ドル前後、日本円にして76円前後です。(税引き前)
勿論その時の業績や為替等の影響によって前後します。
HDVの業種・上位構成銘柄について
●HDV構成業種
高配当ETFということで、エネルギー、通信、ヘルスケア、生活必需品セクターの比率が高いですね。
これら3セクターで構成比率66%を超えています。
特にエネルギーセクターや通信は、配当利回りが高いですからHDVが高配当であるのもこのような構成比率によるところが大きいとも言えます。
ちなみに不動産の銘柄は含まれていません。
逆に、前回の記事で紹介したSPYDには不動産銘柄が含まれています。
●HDV構成銘柄
米国に興味のある方は聞いたことのある会社がいくつかあるのではないでしょうか?(特にコカ・コーラなど)
また、エクソンモービルは米国で唯一投資できるエネルギーセクター銘柄であり、
石油や天然ガスの採掘、生産から石油製品の輸送、販売まで手掛けるエネルギー会社です。
配当利回りは4%超と米国株式の中で人気の高配当銘柄です。
HDVが優れたETFな理由
HDVは年4回の銘柄入れ替えが行われます。
基本的に株価が高くなって利回りが低下した銘柄は除外されます。
配当利回りが高い傾向にあるのは、四半期に一度構成銘柄を見直し、株価が下がっていて配当利回りが高くなっている銘柄に入れ替えるため、長期にわたって高い配当利回りが維持できるというわけです。
HDVの買い増し。
HDVもSPYDと同じく毎月積立投資をしていたETFなのですが、暴落まで96~98ドルの価格を行き来していたため、高い水準での定期購入でした。
暴落してからというもの、底値76ドルに達し、76~78ドルを行き来している現状です。
98ドルから10ドル下がった88ドルで一度買い増しをしたのですが、
かなりお買得に購入できるタイミングですのでここで再度買い注文を入れようか検討中です。
HDVとSPYDのETFに投資するだけでも銘柄分散は十分に出来ているかと思います。
今日の米国市場の成り行きを見てから買い増しするかしないか決めたいところですね。
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