【GLDM】金価格の推移とゴールド版恐怖指数について
こんにちは、いなかのです!
齢26にして人生で初めてマクドナルドの月見バーガーを食べました。
期間限定ということもあり凄い人の行列を作っていましたね。
大変美味しく食べさせて頂きましたが、やはり私はてりやきチキンフィレオが一番美味しいです!
さて、話は変わりまして今回は「金」についてです。
約1~2か月前まで人気沸騰の金でしたが今ではメディアの熱が冷めたのか、あまり記事で見かけることが少なくなったように感じます。(自分の興味が薄れただけかもしれませんが・・・)
そんな金の現状と今後の価格上昇に期待できるのか見ていきたいと思います。
投資世界における金の役割
金は世界共通の資産
金は古くから、その希少性を理由に世界中で資産として扱われ紙幣の登場までは広く通貨として利用されており、権力の象徴や富の象徴として尊重されてきました。
「有事の金」という言葉があるように、戦争や経済危機、自然災害などが起きた「万一」のときに大きな力を発揮します。
2008年に起きたリーマンショックでは、それまで高い価値を持っていた大企業の株式や債券、さらに不動産までもが一瞬にしてその価値を失ってしまいました。各国の通貨も経済情勢や社会情勢により、その価値が大きく変動する可能性があります。
そんな時に投資家は株式等が紙切れになる前に、安全資産である金に資金を入れます。
一国の経済が破綻しても金の信用価値には響かないということです。
金投資のメリット・デメリット
①鉱物なので存在量に限りがあり無価値にならない
②世界で価値が共通
①金の取引は米ドルで行われるため円建て価格は為替の影響を受ける
②預貯金や株式と違い、利息や配当を生まない
金の価格は過去最高値
こちらは直近6か月間の金価格チャートです。
金価格は8月7日過去最高値を更新して1oz2072ドルを付けました。
日本円にして約22万円です。
oz(トロイオンス)は金・銀などの貴金属の重量単位のことで1トロイオンスは約31.1グラム。
1gあたりの円建て価格の計算方法
国際金価格÷約31.1×ドル/円レート=国内金価格(円)となります。
為替レートを107円とし、国際金価格を2072ドルとすると
2072ドル÷約31.1×107円=約7128円となります。
8月7日以降は価格は落ちましたが、以前に比べると高い水準での価格推移になっていることがチャートより分かります。
現状の金価格高騰理由
1.大規模な金融緩和
コロナショックによる経済不況に対抗するため、世界各国の中央銀行を中心に大規模な金融緩和をしていること。
2.アメリカの中央銀行FRBの政策金利
アメリカの中央銀行FRB(連邦準備制度理事会)が政策金利をほぼゼロ%までに引き下げた超低金利政策と、おおよそ7000億ドル規模の資産の買い入れによる量的緩和政策を実施しました。
今後数か月この方針を続ける意向にあるそうです。
今後の金価格について
株価も同様なのですが、現状の金価格高騰理由は大規模な金融政策によって市場にお金が溢れているから起きているわけです。
今後の金価格の価格に影響がある要因とすると
・インフレ懸念とデフォルト危機
・企業・個人の債務増加
・倒産企業の増加
少なくともこれらの要因が考えられます。
今後国・企業規模での破綻が懸念されている実情、安全資産である金の需要が高まる可能性は高くなると思われまです。
貴金属版恐怖指数GVZというものもある
GOLD VOLATILITY INDEX
GVZは今後30日間の金価格のボラティリティを予測するVIXのゴールド版の恐怖指数です。
世界最大の金ETFであるGLDのオプション価格から算出されています。
こちらはVIXとGVZの直近一年間の推移比較です。
金は株式と逆の動きをしやすいので恐怖指数もどうか見てみましょう。
2009年から2020年までのチャートです。
逆の動きをしていることもあればVIXの方が早めに変動を表しているようですね。
市場変動を参考にする際はGVZまで見る必要はないのかもしれませんね。
確かに色々な投資家さんのブログやツイート見ますがGVZについて触れている方はほぼいませんでした。
GLDよりも低コストの金ETF:GLDM
運用会社:ステートストリート
正式名称:SPDR® ゴールド・ミニシェアーズ・トラスト
ベンチマーク:LBMA金価格
経費率:0.18%
純資産:2790億円
株価:19.28USD〔2020/09/04〕
設定日:2018/6/25
個人投資家が今から金ETFを始めるのであればこのGLDMが入りやすいかと思います。
世界最大金ETF:GLDの後発組のため金ETFの中で最安コストとなっております。
GLDは現在1株181.62ドルと高価なこと、またコストも0.40と若干高めです。
売買取引の出来高は多いので流動性に富んでいますが、どちらかというとGLDは機関投資家向けのETFと思われます。
最後に
今回は金価格について見てきました。
コロナ真っ只中、先行き不安な今私たちはあくまでも推測しか出来ません。
ですが、未来の暗雲に備えることは出来ます。
金ETFが備えの近道になるかは未来が来るまで分かりえませんが、有効手段の一つになりうるツールだと思います。
チャート見るより、実際に体験した方が早いので私はGLDMを数量だけ購入し動きを見ています。
金についてまた面白い見方・話が見つかったら記事にしようと思います。
↓関連記事です。
低コスト金ETF:GLDMについて詳細はこちらから
↓S&P500とナスダック100の恐怖指数について
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