【VIX・VXN】ハイテク株に利益確定の動きあり。今後のため恐怖指数をおさらいしてみる
こんにちは、いなかのです!
久しぶりに真っ赤っかなS&P500MAPを見ました。
S&P500は3.51%安、NYダウも前日比807.77ドル(2.78%)安の28,292.73ドルで引けました。(2020/09/03時点)
要因は、ずっと好調を牽引していたハイテクセクター株の売りが殺到したことにあります。
新型コロナウイルスの流行が続く中、高騰していく株価市場に投資家が疑問を抱き、利益確定の動きに走っている見方です。
8月31日に株式分割でさらに注目を集めたアップルは8.01%安の120.88ドル、
フェイスブックは3.76%安の291.12ドル、アマゾン・ドット・コムは4.63%安の3,368ドルで9月3日市場は引きました。
今後もこの低迷が続いていくのか、それとも一時の出来事なのかは分かりませんが
市場動向により一層目を配る必要がありそうです。
コロナ禍での恐怖指数推移
恐怖指数VIXについて
こちらはVIX指数の年間の推移になります。
VIX指数とは、シカゴオプション取引所がS&P500種指数のオプション取引の値動きをもとに算出・公表している指数です。
別の言い方をするなら、株価の先行きにどれほどの振れ幅(ボラティリティー)を投資家が見込んでいるかを示す「株価変動率指数」のうち、米国株を対象にした指数のことです。
一般的に、数値が高いほど、投資家が先行きに対して不安を感じているとされます。
このVIX指数は通常時であれば10~20を推移し、暴落時は30~40を推移します。
一般的に20が一つの節目とされ、20を超えだすと投資家の不安心理が高まっていると解釈されます
コロナショックが真っ只中である2020年3月は最高値80を触れていますが、コロナ前の株価市場好調期(今もある意味好調ですが・・・)だと20以下で推移していることが分かります。
コロナ禍の近況は常に20以上は推移しており、前年同月比で悪くなっている経済市場に反して右肩上がりに伸び続ける株価に懸念を抱き続けていたことが分かりますね。
恐怖指数VXNについて
VXNはナスダック100指数の上げ下げとボラティリティの上げ下げを予想したオプション価格を使って指数化したものです。
VIXがS&P500を利用した恐怖指数ならば、VXNはナスダック100の恐怖指数ということです。
VIXと同じで、VXNの数値が高いほど先行き不安を抱いており、低いほど先行きを楽観視していることになります。
ハイテク株の異常な推移に反しVXNはコロナ禍では30前後を推移していました。
コロナ禍でも堅調に売上を伸ばしたGAFAMを筆頭にハイテクセクターはさらに上昇していくだろうと思われた矢先、先日の米国市場で売りが殺到しVXN指数は40を超える数値を叩き出しました。
VIX・VXN比較
コロナショック後、米国市場の好調を牽引していたセクターはハイテク株でしたので、ハイテク株で構成されているNASDAQ100の恐怖指数VXNが高い推移を保っています。
過去を振り返ってみても、現在が高い水準であることは間違いないですね。
新型コロナウイルスの根本的な解決が見つかるまでの辛抱といったところでしょうか。
過去にVIX指数が80を超えた瞬間はどうやら2008年のリーマンショック時のようですね。
最後に
日頃から積立投資と言っている私ですが、このような一時の変動にどこか他人事のように市場を見ることが出来るのは投資の世界に積立投資という手法で入り込んでいるからではないかと思っています。
最大リターンを捨てる、一括より手数料が嵩む等の積立投資のデメリットもいくつかあります。
ですが、専業投資家になることが難しいサラリーマンではやはり積立投資はどこか居心地が良い。
冷静に客観的に市場が見れる手法として積立投資を続けていきます。
勿論一括で入れる資金と機会があればどんどん入れていきたいですね。
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