SPYD7月リバランス後の基本データについて

こんにちは、いなかのです。
皆様どのようにお過ごしでしょうか?
私は絶賛お盆休暇中でして休日を満喫しております。



さて、SPYDの2021年7月リバランスが完了したので今回はその中身を見ていきたいと思います




SPYD基本データ

SPYD基本データ

運用会社:ステートストリート
名称:SPDR®ポートフォリオS&P500®高配当株式ETF
ベンチマーク:S&P500®高配当指数
直近配当額:0.398912
分配金利回り:3.93%
分配月:4半期毎
組入銘柄数:80
経費率:0.07%
純資産:5110億円
設定日:2015年10月22日

SPYDは、S&P500構成銘柄の内、配当利回りの高い銘柄約80銘柄に投資ができるETFになります。

均等加重平均という構成銘柄を同一の配分で保有する、投資配分の取り方をしているので構成銘柄約80銘柄のそれぞれの保有率1.25%になるようにほぼ均等になっています。



経費率0.07%と長期保有時のコストも低く、まとまったインカムゲイン作りとして日本人に人気の高い高配当ETFです。
2015年10月に運用開始し、毎期増配しているわけではないですが順調に純資産を増やしています。


近況では株価も最高値を更新しておりキャピタルゲインも狙えるようになってはいますが、いかんせん高配当ETFなため今の株価1株40$は割高感が否めず、一括投資しづらいようにも見えます。



SPYDセクター構成

左が昨年の8月、右が2021年今年のセクター比率です。

昨年に比べてより配分化されたのと、金融を除いてセクターそれぞれの比率を大きく変えていますね。


今回のリバランスで全体的に大きく変化をつけているのが分かります。




SPYD上位構成銘柄

SPYDは均等分配なので構成銘柄80を全て見た方がいいのですが、キリがないので上位構成10銘柄だけ取り上げます。


こちらも昨年上位だったものは現在一つも残っていませんね。
SPYDは高配当を保つために、株価の調子がいいモノを省いて、停滞気味のものを組み入れる性質がありますので
こちら上位に上がっている銘柄は利回りが高いかつ現在S&P500内で停滞気味の銘柄とも言えます。



SPYDトータルリターン

直近1年間

青線=SPYD 黄色線=SPY 緑線=VYM

SPYD、SPY、VYMの直近1年間の動きです。

SPYDは2021年に入りかなり好調でして、50%近いリターンを発揮。
REIT(不動産)市場への資金流入の影響が大きくでた結果と言えます。



直近5年

青線=SPYD 黄色線=SPY 緑線=VYM

直近5年間のチャートです。
SPYDはコロナ禍でも5割近い暴落をしかつ株価が回復するのに時間を要しています。


VYMはS&P500関連の指数を採用しているわけではないのであくまで高配当ETFとしての比較になるのですが、
高配当ETFと言えでも順調に株価を伸ばしキャピタルゲインを十分に得られるETFであることが分かりますね。




SPYD配当利回り

SPYDの配当利回りは4%前後を推移します。

一時の株価暴落時も含めるなら3~8%の配当利回りの変動幅があります。
Q1=3月、Q2=6月なので、SPYDは現在1.04ドルの分配金を排出しています。


残りQ3=9月 Q4=12月で0.59ドル以上排出されれば昨年より増配ということになります。




SPYD個人保有

これが今現在の私のSPYD保有数です。
確か2019年から毎月13000円以内分の積立投資をしているので、毎月2~3株ずつ購入しています。
またコロナショック時には少額ですが追加投資しています。


保有数:112株
取得金額:380,688円
評価額:502,763円
損益:+122,075円


やはり2019年~2020年11月頃までの株価の低い時に積立、追加投資出来たのが大きいです。
今は1株40ドル付近をさまよってるので積立投資だけして、一括投資のためにキャッシュを貯めているところです。




まとめ

SPYDまとめ

1. S&P500の中から高配当企業約80銘柄に均等に1.25%になるよう分散投資

2.2020年8月時点よりセクター、銘柄大きく変化

3.分配金利回りは3~8%を推移

4.直近1年間のトータルリターンは50%を超えている

さて2021年7月のSPYDのリバランスが完了しました。


昨年もSPYD減配続きで大丈夫?と言われている中、7月リバランス後見事に株価の回復、分配金額の回復に繋げることが出来ました。


恐らく残り9月、12月も今回のリバランスの好影響が出てくるのではないかと思います。




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