複数のローンを1本化して月々のキャッシュフローを増やす

2021年6月19日

こんにちは、いなかのです!


今日は複数の借入(ローンのこと)を1つにまとめることで月々のキャッシュフロー(ここでは手元に残る資金)を増やす方法について記事にしていきます。




※審査、またお借入れの状況によって結果が異なります。




3つのローンの借入条件を確認

※元利均等返済としボーナス併用なしとする
 また、今回は目的型ローンではなくフリーローンを仮定しています。

1.借入額50万 金利9.8% 返済年数5年(60回払い) 毎月返済額10,500円

2.借入額100万 金利12.9%  返済年数7年(84回払い) 毎月返済額18,100円

3.借入額80万 金利8.9%  返済年数7年(84回払い) 毎月返済額12,800円


借入総額230万 毎月の返済額41,400円

もしも、あなたが上記の1~3のローンを借り入れがあるとします。


今のところ三つの毎月返済額を合わせると、41,400円を毎月支払っていることになります。


あなたが繰上返済(ローンを途中で返すこと)に用いる資金が手元になく、それでも毎月の返済額を落としたいと考えた場合、ローンを1つにまとめると返済額が下がるときがあります。





次に一つにまとめた時の数値を見てみましょう。


先ほどのローンを1つにまとめてみる(複数例)

金利8.9% 返済期間7年→毎月返済額36,800円

金利12.9% 返済期間7年→毎月返済額41,700円

上記の場合ですと、1つにまとめた際返済期間を7年とすると金利が12.9%以上になると逆に増えてしまっています。


条件によってまとめるといい場合とまとめない方がいい場合があるということですね。


例えば、「今は子供の養育費で毎月の支払いがきつい、今だけ出来るだけ支払いを下げたい」とお考えであれば7年以上に期間を延ばせばいいわけですね。



金利8.9% 返済期間8年→33,500円

金利8.9% 返済期間10年→29,000円

金利12.9% 返済期間10年→34,200円


このように毎月の返済額を下げて毎月のキャッシュを増やす方法もあるということになります。


返済は早く終わるに越したことはありませんが、毎月の返済がきついようであれば、このように条件を変えて借換(既存の借入を新しい借入で返済し置き換える事)を行うといいです。



本記事の主旨はここまでです。

↓からはローンの存在理由やローンの審査、種類について簡単に述べてさせて頂いてます。




そもそもローン(借入)の役割とは?

ローンは借金という言葉が先行し悪というイメージが広まっていますが、


そもそもローンの役割は、あくまで将来設計の手助けです。



某CMでも言っていますが、計画的に設定し計画的に利用してこそのローンであり、


将来的に必要なお金を均等にしてマイルドにしてくれるのがローンの役割です。


そして、今回紹介した方法は「借換」というものであり、既存の借入を新たな借入で全て返済してしまい新しい借入の返済を始める、というものになります。



人の生活は日々変わりゆくものであり、その時々に合った返済にしたい場合もしくは、今よりも好条件の借入が出来た時に借換というものが行われます。



よくある例は、ディーラーで車を購入する際、即日ローンが組めるためディーラーで高金利でローンを組み、後々銀行系の低金利のマイカーローンに切り替えるときはこの借換というものが行われています。


※勿論どちらも審査はあります。



申し込み先は?

基本はお近くの銀行もしくは、消費者金融

申込先に銀行窓口やネット銀行、消費者金融があります。


お近くの銀行窓口に直接訪問し申し込みをしてもいいですし、来店が恥ずかしい方は

のようなネットから受付が出来る消費者金融でも問題ありません。
受付後に本人確認の電話があることには注意してください。




勿論登録した番号に電話をかけてくださるので、
受付に携帯番号を選んでおけば身内に知られるリスクは避けられるでしょう。



審査があるため希望が通らないことも。

お金を貸すのは銀行ですが、融資の保証をするのは保証会社になります。



そのため、保証会社からの保証を受けられなかった場合、融資を受けることが出来ません。

もしくは希望金額分の保証が降りない減額という結果になるかです。



※過去に延滞、自己破産等していなければ年収の半分を超える借入額(フリーローンの場合)でなければ何かしらの結果を得られるはずです。



銀行を通して保証会社の審査という経路があるため融資を受けるまでには若干の時間を要します。
商品によっては最短2~3日で融資を受けることが出来ると思います。



保証会社の審査目線

どの保証会社も「年収、延滞、自己破産、ブラックリスト」等の審査項目の軸の部分は同じです。


ただし、保証会社の数だけ細かい部分が異なります。



例えば、債務者の年収よりも「過去の借入を一度も遅延することなく返済していた」という事実を重要視する保証会社もあれば、



1か月だけの延滞であればギリギリセーフとする保証会社もあったりしますので、1つのローン商品で否決・減額だったとしても別のローン商品でしっかり保証が降りることもありますので、窓口担当者に相談をするといいと思います。





申込書には嘘の申告は絶対にしない!それはマイナス査定になります。

見出しの通り絶対にこれは守ってください。



ローンを借りる際、少なめに書いといた方が有利なのかな?と思ったり沢山借りていることが恥ずかしくて少なめに書いたりしたくなるかもしれませんが、保証会社には全ての借入額が分かっているそうです。




そのため、嘘の申告をすれば「この人の嘘をつく、もしかしたら他の項目も嘘で返済を滞らせるかもしれない。保証を出すのはやめよう」ということになりかねません。



身近で例えれば、嘘をつく人にお金なんて貸したくないですよね?という話になりますね。


ローンの種類

大雑把にローンには自由に使えるフリーローンというものと、資金使途が厳格に決められている目的型ローンの2種類があります。



フリーローンはフリーローン、目的型ローンは目的型ローンで借換を行うことができます。



勿論、資金使途が自由なフリーローンで目的型ローンの借換はできますが、目的型ローンの方が低金利なためメリットはほぼないですね。



フリーローン

名前の通り資金使途に縛りのない自由に使えるローンです。



証書貸付という形態の融資となり、借用証書(金消契約貸借契約書)を交わすことで融資を受けることができます。



基本的に無担保で最長10年と返済期間が決められています。


金利は3~15%以内と審査によって異なります。


カードローン

こちらもフリーローンの一つであり、当座貸越という融資の形になります。



借入限度額が決められた口座が作られ、限度額まで好きな時に好きなだけ出金することができ、好きな時に好きなだけ返済することができるタイプの融資となります。



こちらも金利は3~15%と幅広く設定されています。



不動産担保ローン

不動産担保ローンは低金利かつ借入限度額が大きく、さらに長期間の返済期間の設定ができます。



最近広く周知され始めてきたローンになります。
借入金融機関によって異なるかもしれませんが、これもフリーローンになります。




ただし、融資を受けるには債務者の不動産を担保にすることが条件になります
保証会社が債務者の土地、建物、マンション、別荘等の評価額を計算し担保にします。



そのため、審査には非常に時間がかかるのが特徴です。



目的型ローン

目的型ローンは資金使途が厳重に決められているローンとなります。


その代わりフリーローンに比べ金利がぐっと低く抑えられているのが特徴になります。


原則、資金使途確認のため融資前に見積書、融資後に領収書の徴求を指示されます。




マイカーローン

言葉の通り、主に車に関する事に利用できるローンになります。


「車の購入、車検、車の部品、修理etc…」と幅広く資金使途が決められています。


銀行系の金利は1~4.5%です。

ディーラーも最近では低金利のものがでてきていますが、一般的に4~7%ほどになっています。


基本無担保です。



教育ローン

主に入学、学費に使われるローンになります。商品によっては一人暮らしの費用にも使えたりします。


返済年数決められ毎月決まった額を返済していく証書貸付タイプと


お子様が学生の間は限度額まで利用でき毎月利息のみ払い、卒業後に毎月元利金を支払うカードタイプの2種類があります。


こちらも基本無担保。



リフォームローン

自宅のリフォーム(増改築・改築・補修・住宅機器の購入)等に利用できるローンです。


また、住宅購入にも利用できるため、「住宅を購入したい方で住宅ローンの保証を受けられなかった方」がこのリフォームローンを利用することもあります。


こちらも基本無担保です。




住宅ローン

今話題の住宅ローンですね。なんと最近のニュースを見ると最長50年で組めるものも出てきたとか・・・。


住宅ローンは低金利で住宅購入・増築に利用が出来るローンです。



保証会社からの保証はなくても金融機関からの債務者への信用だけで融資をするプロパータイプもありますので利用先の金融機関の条件をチェックしてください。



住宅ローンは有担保融資になります。融資対象物件に第一順位の抵当権を設定されるはずです。


簡単に言えば、債務者が返済機できなくなった時に融資金融機関が最初に融資対象物件を回収しますよー。って設定をいれることです。



最後に

借りずに済む方法があるのであれば借りないというのが私の意見ですし、一般的な考えだと思います。


しかし、どうしても「結婚式、家、大学、葬式…」等まとまったお金が必要なタイミングというのはくるものです。



その時は無理のない計画で借入をしてほしいということと金利が低い高いだけではなくあえて返済を伸ばして生活基盤を安定させるのも手だということを知っておいて頂けたらと思います。







最後に、実は当たり前のように分割払いをしているスマートフォンですがあれも立派なローンなので
携帯料金の延滞はそのまま審査に影響するので気を付けてください。


大体の方は実は若い時にローンを経験しているんですね~。




スマホ以外で私も最近ブログを書くためのPCであるSurface Laptop3で初めてのローンデビューをしました(笑)


快適にはなりましたが、毎月の自由資金が圧縮されるので早く返してしまいたいです(笑)




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Posted by いなかの