米国グロース株ETF:SPYGを購入、市場に惑わされない積立投資で平均点を取りにいく。
7月23日の出来事ですが、マイクロソフトの決算報告によって株価が下落しGAFAも連鎖するように株価が下落しています。
S&P500はGAFAMの5社が株価を押し上げているので今後どのような動向になるのか要注目です。
S&P500とNASDAQ指数の株価が上がっているにも拘らず、VIXとVXNともに恐怖指数が上がっているので追加投資をするなら慎重に見定めたい市場になってきているように思います。
どうも、いなかのです。
タイトル通り、米国グロース株ETFのSPYGを7株からまず購入を始めました。
今後このSPYGにも重きを置いて見ていきたいと思ってます。
SPYGの詳細は過去に記事にしているので気になった方はどうぞ。↓
今回この記事では個人的に確認したかったことを書き綴っていこうかなと思います。
SPYG基本データ2020/07/22時点
運用会社:ステートストリート社
連動指数:S&P500グロース・インデックス
経費率:0.04%
構成銘柄:279
配当月:四半期ごと(3月、6月、9月、12月)
分配金利回り:1.18%
リバランス:年一回(12月)
純資産:8760億円
設定日:2000/09/25
SPYGセクター比率
情報技術セクターが4割占めています。
今のS&P500に含まれる大型グロース株は情報技術セクターが多いということですね。
SPYG構成銘柄上位10
細かい比率は変わってはいますが、リバランスが12月なので6月6日に記事した時からの大きな入れ替えは行われていないようです。
変わった点としては、組入れ上位10位がホーム・デポからネットフリックスに代わったことですね。
ホーム・デポは比率上位13位になっています。
ネットフリックスはコロナ禍の中で順調に業績を伸ばし、第1四半期の新規有料会員数が予想の2倍以上となる1577万人の純増に着地。現在ネットフリックスの有料会員総数は1億8286万人(4月末時点)になっています。
SPYG株価推移
こちらは年初からの株価推移です。
コロナショックにより一時は大きく株価が下落しましたが、
現在はコロナショック前より株価が上昇しています。
こちらは5年間の株価推移です。
この5年間はグロース株市場が優位だったのでSPYGの株価も右肩に上がっていますね。
グロース市場とバリュー市場
ラッセル1000とは、米国の大型株のベンチマークとして利用される指数のことです。
ラッセル3000のうち、時価総額の大きい上位1000銘柄で構成されています。
赤線はグロース株を青線はバリュー株を示しています。
表で見るとグロース株優位市場があれば、バリュー株が優位な市場があることがわかりますね。
ITバブル崩壊から2007年サブプライム・ローン(アメリカの信用度の低い借り手向け住宅ローンのこと)バブルまでは一転してバリュー株優位となり、
その後は2008年のリーマンショックを経て現在までグロース株優位の状況となっていることが分かります。
リーマンショック後はグロース株の保有を続けていれば市場平均を超えたリターンを得られたことになり、バリュー株の保有を続けていれば市場平均を下回るリターンにとどまっていたことになります。
投資の世界ではグロース株、バリュー株の優位市場は約10年おきに転換期が来ると言われています。
グロース株なのかバリュー株への投資なのか、どちらを重要視するかは個人投資家によって意見は分かれるそうです。
まだまだグロース株が市場を牽引していくと思えばグロース株の個別株かそれに伴う投資信託といったところです。
SPYGトータルリターン比較
ここからはSPYGのトータルリターンを比較していくのですが、
ただのトータルリターン比較であれば以前の記事で確認しているので、
先ほどのグロース株、バリュー株の好調時代に合わせて比較していこうと思います。
例えば2001年~2007年までは市場はバリュー株が優位だったみたいなので、その期間だけでグロース株ETFのSPYGとS&P500連動のSPY、そしてバリュー株ETFのSPYVで比較といった風に
それぞれの株が優位であった期間でのトータルリターンを見てみたいと思います。
バリュー株優位市場のみ
こちらは先ほどのバリュー株市場が優位であった期間だけ切り抜いてトータルリターンを比較しています。
当たり前ですがS&P500で選ばれた500銘柄の中からバリュー株を厳選しているSPYVが一番パフォーマンスの良い期間となっています。
グロース株優位市場のみ
リーマンショック以降は優位市場がグロース株へ転換されたので2008年から現在まででトータルリターンを出しています。
2001年から現在までの比較ですと、今が丁度グロース株が好調真っ只中のためSPYGのトータルリターンがバリュー株ETF(SPYV)をはるかに上回っていますね。
ですが一つ注目したいのがS&P500指数連動のSPYのパフォーマンスです。
どの優位市場でも高いリターン結果を出しています。
有名なバフェット氏が言っていた「自分の資産のほとんどをS&P500連動銘柄に投資しろ」という意味が何となく理解できますね。
最後に
経費率0.04%という低コストで米国大型グロース株に投資が出来るSPYG、現在グロース株優位市場ということもあり圧倒的なパフォーマンスを記録していました。
SPY(もしくはVOO)やVTI(米国株式市場全体)への投資をしてなければ、まずはSPYやVTIといったポートフォリオのコア部分に成りうるETFが先に選択肢に入ってくると思います。
そのうえで、SPYGはより高リターンを目指したい方に合うETFかと思います。
冒頭でも述べた通り、投資家はコロナショック前より株価が回復・成長している市場に喜びを感じている反面、いつ下落・暴落するか分からない恐怖との睨み合いをしている状況です。
成るべくなら積立投資で平均点を取りに行く手法で市場に惑わされない投資を行っていくことを心掛けたいですね。
そして、私は米国ETFを全てSBI証券で購入しています。
理由は毎月自動積立機能がSBI証券にしかないからです。
設定方法も簡単ですし楽天経済圏を利用していない方はSBI証券一択かと思います。
楽天経済圏利用者は楽天証券が良いです。楽天ポイントが貯まりやすいですし、楽天ポイントで投資信託が購入できるため実質楽天ポイントの現金化が可能ということですし。
よいよい投資生活を目指し日々を過ごしていきましょう。
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