【IAU】iシェアーズ・ゴールド・トラストとGLDMの直近トータルリターンを比較
こんにちは、いなかのです。
・【IAU】iシェアーズ・ゴールド・トラストについて
・【GLDM】とのトータルリターンの比較
この2点について紹介していきます。
iシェアーズ・ゴールド・トラストとは?
運用会社:ブラックロック
正式名称:iシェアーズ・ゴールド・トラスト
ベンチマーク:LBMA金価格
経費率:0.25%
純資産:3.4兆円
株価:17.76USD〔2021/01/29〕
設定日:2005年1月21日
IAUはブラックロックが運用するゴールドETFになります。
純資産額が3.4兆円であるため、世界最大規模のGLDの純資産額7.6兆円と比較しても見劣りしていません。
また、設定日が2005年からであり長期の運用実績があることも安心して投資ができる先と言えるでしょう。
比較対象の【GLDM】の基本データ
運用会社:ステートストリート
正式名称:SPDR® ゴールド・ミニシェアーズ・トラスト
ベンチマーク:LBMA金価格
経費率:0.18%
純資産:4250億円
株価:18.55USD〔2021/01/29〕
設定日:2018/6/25
GLDの後発ETFである【GLDM】の基本データになります。
設定日が2018年と運用期間が短いですが、経費率0.18%とゴールドETFの中で最安値のコストとなっております。
純資産額はGLDやIAUと比べると小規模ではありますが、2020年7月時点で純資産額が2830億円だったことを考えると順調に純資産額を増やしていることが分かります。
IAUとGLDMの直近1年間のトータルリターン比較
GLDMの運用期間がまだ2年に満たないので、直近1年以内のトータルリターンの比較を見ましょう。
丸で囲った部分がそれぞれ直近1年間のトータルリターン率となります。
どちらも20%を超えたパフォーマンスとなっています。ベンチマークは同じLBMA金価格ですので経費率の差や注目度合いによる売買数で多少の差が出ている可能性があります。
ただし、どちらもベンチマークから大きな乖離はないためトラッキングエラーは起きていませんね。
どちらも世界最大規模の運用会社が運用しているので余程の事が起きない限りトラッキングエラーが起きるとは考えにくいですが・・・。
TradingViewで値動きの確認
1枚目が直近1年間の株価の動きを、2枚目が直近6か月間の動きを表しています。
短いスパンでみるとGLDMの方がボラティリティが高いように見えます。
もしかしするとGLDMはIAUに比べ投機的に扱われている可能性がありますね。
最後に
IAUとGLDMのトータルリターンを比較すると、僅かながらGLDMの方がパフォーマンスは良かったです。
とはいえ誤差に近い範囲ですし、1単価もほぼ同じですんでゴールドETFに投資をする際どちらを選ぶかは好みになります。
少しでも経費率を抑えたい場合はGLDMになりますし、純資産の安心感や流動性の高さを重視するのであればIAUになるかと思います。
自分のポートフォリオを見て運用会社の偏りを見て選ぶのも面白いかもしれませんね。
ちなみに私はGLDMに投資をしています。ゴールドへの投資は少なくとも長期目線であるのが前提を考えているので長期で保有した際に少しでもコストを抑えられたらという思いでGLDMに決めました。
関連記事
↓GLDMの詳細
↓金自体にではなく、金を採掘する企業達へ投資ができるETFについて
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません